ヘナの滑らかさ粒度について
美らヘナ®/沖縄産ヘナ
2024.02.05
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こんにちは!
那覇-伊丹便の機内で書いています。
沖縄は最近夏日が続き、畑仕事では、汗だくになり、夏を感じるような陽気でした。
年末のヘナの刈り取りから、2月に入ってインディゴの刈り取りが続きました。
その後、なかなか出来ていなかった畑の手入れを数日、行っていました。
昨日もヘナ畑の手入れ中に久し振りの雨、ザーッと降った直後に西日が差して・・・
見事な虹が掛かりました。よく見るとW-Rainbow🌈
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【 ヘナの滑らかさ粒度について 】
先日、行われたイベントにヘナタトゥーのブースを出展し
大好評だった”Haruna”
その後、デザインの素晴らしさが東京ヘナ塾で話題になりました。
インドのそれとは全く違うArtです。
それを実現させたのが、”美らヘナ(うるまヘナ)”コダワリの
パウダー製造方法です。2024年、2月現在の世界で販売されている
ヘナパウダーの中で最も粒度が細かいのが”美らヘナ”です。
その平均粒度は300メッシュ(45ミクロン)です。
ネット上で販売されているヘナの中には同じく、300メッシュ、400メッシュの
記載があるヘナもありますが、実際に購入して調べてみると100メッシュでも2~3%通らないほどのヘナパウダーで、つまり、一般的なヘナでした。
ヘナ業界には嘘が蔓延していることをとても残念に思います。
左は300メッシュ(約45ミクロン)の美らヘナ(うるまヘナ)
右は一般的な国内外で販売されているヘナパウダーです。
ヘナタトゥーでは、これでコーンを作り、絞りながらデザインを描きます。
チョコレートフォンデュのような滑らかさの美らヘナは
極細のラインを描くことが出来ます。
メッシュスクリーンを説明しましょう。
端的に言えば「目の細かい篩(フルイ)」に通るか通らないか・・・です。
メッシュの単位は1インチの正方形(2.54cm×2.54cm)
を10に区切ると10メッシュ、100に区切ると100メッシュ
300メッシュともなると、肉眼ではその穴は確認することが出来ません。
(曙金網産業(株)ウエブサイトより)
右下で60メッシュですから・・・
そこで簡単にヘナの細かさを比較できる方法があります。
先ず、ヘナパウダーを人差し指と親指で1cmほどの幅でつかみ取ります。
次にそれを人差指と親指で擦り合わせるようにします。
100メッシュ程度であれば、こんな感じに固まります。
出来たての美らヘナです。
300メッシュは指紋の中に入り込みますので固まったり、残ったりしません。
①パウダーが細かいと毛髪、頭皮の浸透がよい。
②濃く染まります。
※加える温湯の量が少ないためにローソン染料濃度が濃い(薄まらない)
③塗布しやすい。
④流しやすい。
⑤指通りが滑らか。
※90メッシュ未満=100gヘナ粉に対し350~400ml
100メッシュ=100g ヘナ粉に対し280~300ml
300メッシュ=100g ヘナ粉に対し230~250ml
ヘナパウダーの粒度の違いで加える温湯(60℃)の量が大きく異なります。
熟成時間
インド産ヘナの色素を抽出するための熟成時間は45~48時間が最も濃く染まりますが
美らヘナ(うるまヘナ)の場合は6~12時間で抽出熟成は完了します。
ヘナパウダーの粒度を上げることに対しては相当のコストが掛かります。
美らヘナ(うるまヘナ)粒度300メッシュ(45ミクロン)は私の生産者としてのヘナに対する一切妥協しないコダワリです。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。