PRO SHOP

ヘナパウダーの緑にこだわる理由

沖縄産ヘナ・インディゴ畑奮闘記

2022.11.14

こんばんは!今日は今年最後の福岡ヘナ塾でした。
とても素敵な出会いがありました。皆さんありがとうございます。
次回の福岡ヘナ塾は新年1月23日㈪です。

 

【お知らせ】
来る12月6日火曜日東京ヘナ塾
12月12日月曜日大阪ヘナ塾
の各会場に於いて
ヘナポータルサイト「ヘナ愛」の登録に関する
説明を同時開催します。ヘナの新規顧客獲得に繋がる
サイトへの登録をご案内します。是非ご参加下さい。

 

【 ヘナパウダーの緑にこだわる理由 】

 

ヘナパウダーを鮮やかなグリーンに仕上げるには、相当な努力と愛情が必要です。
正直なところ同じヘナ葉を用いたヘナパウダーの色がグリーンから酸化が進み”うぐいす色”になっても、染まりや感触、ツヤにはほとんど影響はありません。

 

しかし、ヘナパウダーがグリーンであるということは、製造する過程で気を抜くことができません。一切の妥協が出来ないのです。
ヘナ作りに掛ける想いや直向きさ、懸命さが、ヘナパウダーにも伝わり、それがエンドユーザーにも感じて頂けると信じています。

 

「染まりや感触、ツヤ、トリートメント効果に差が無ければ・・・」と考える方もいらっしゃると思いますが、ヘナパウダーの香り、風味が全く違うのです。それに鮮やかなグリーンに作り上げるために大切に大切に心を込めて作っていることが鮮やかなグリーンの証明なのです。

 

ヘナパウダーの鮮やかなグリーンを実現するには・・・
①深緑のヘナ葉を育てる。堆肥を入れて土壌の改良、先ずは土作りから雑草の処理、刈り取り後の追肥など、栽培時のお世話が大切です。
②刈り取ったヘナ枝を新鮮なまま乾燥室で熱を加えず一次乾燥、この際の温度・湿度管理が最も重要です。
夏の炎天下に刈り取り後、回収シートに包んだまま数十分放置するだけでヘナ葉の色は蒸れて茶色へと変化します。
刈り取り後は早急に乾燥コンテナへ収める必要があります。
③選別機により枝、タネ、その他の不純物を除去

 

④二次乾燥機でヘナ葉の水分を規定まで調整。この時に温度を上げ過ぎと緑が薄くなり黄緑へと変化します。

 

⑤一次フィルターで不純物を除去
⑥冷却式超微粒子粉砕機を導入することでヘナパウダー製造時に熱が出ません。
粉砕機のほとんどは熱を発します。国産の粉砕機でもインド産粉砕機でも60℃を超えます。この場合、極端に色が変化します。

 

⑦二次フィルターで葉脈除去
左:出来たての美らヘナ 中央:酸化が進んだ美らヘナ 右:インド産ヘナ

 

すべての工程に大きな意味があります。ヘナパウダーを鮮やかなグリーンにするためには徹底的な不純物除去も欠かせません。
上の画像:左右の色が違います。左はヘナ葉の色が深緑で一次乾燥乾燥、二次乾燥も完璧な状態で粉砕しました。
一方、右側はヘナ葉は緑でしたが、一次乾燥に少々課題がある状態で粉砕しています。左側のような鮮やかなグリーンにパウダーを仕上げるには、それぞれの過程、プロセスに関して”コダワリに妥協しない””妥協しないコダワリ”が必須と考えています。
このくらいは・・・まっいいか・・・などということはあり得ないということ、目に見えない影の努力の賜であるといえます。
もちろん、決して私一人で完成するものでもありません。
しかし、この4年半の間に蓄積した貴重なデータはしっかり頭に刻み込んでいます。
これらのことからヘナパウダーを鮮やかなグリーンに仕上げること=愛情を込めて丁寧に作られているということの証明であるといえるでしょう。

 

今日もご覧頂きましてありがとうございました。