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保存版 【 解説ヘナ&インディゴ二度染め 】

白髪率60%以上の事例

2022.09.29

こんばんは!大阪伊丹のJALラウンジで画像編集し書き始めました。

 

昨日は東京~名古屋中部空港~大阪伊丹の移動・・・
お昼頃に千葉県木更津の駐車場に駐めているシャンプーカーのメインテナンスに行きました。
7月の上旬に車検を受けてから全く動かしていなかったので気になっていました。
コロナ禍でここ2年半もの間、出番が無くて、このお墓の隣にある駐車場でひっそりとその出番を待っています。
木更津三井アウトレットの前です。
暑さ寒さも彼岸まで・・・沖縄では見ることが出来ない彼岸花と朝晩の肌寒さで秋の訪れを感じます。
紺碧の空に彼岸花の紅が映えます・・・
秋晴れと言ってもいいですよね・・・

 

さてさて、今日の解説ブログは(も)かなり長い内容ですので、
よろしくお付き合い下さい。

 

保存版 【 ヘナ&インディゴ二度染め 】

 

お題は「天然100%で白髪をしっかり染める方法」です。
モデルさんは、皮膚が弱く化学物質を使用しない白髪染めをご希望です。
白髪率を考慮し、紫紺をオススメしました。
事前に書いて頂いたアンケートをご覧下さい。
「できるだけ短時間に」の項目にチェックされていますが
次の時間よりも健康的なヘアカラーを望むにもチェックされていることから、これは希望的観測(そうだったらいいな、こうできたらいいな)と理解して良いでしょう。
設問の順番がそうさせてしまったようです。
初めての※「ハーブカラー二度染め」の場合はヘナ教本75Pを
参考にして下さい。お客様にヘナ直後のオレンジをご覧頂き、シャンプー台からセット面へ戻ってこられたときにビックリされないように説明お願いします。
※このハーブカラーとは「ヘナ・インディゴ・ターメリック」を使った二度染めのことです。ヘナの二度染めではありません。
実際にヘナ単品を2回塗布する二度染めがありますので
正確に表現しています。
白髪率の高いお客様へ、天然100%ハーブを使い、しっかり白髪をカバーする唯一の方法がこのヘナ&インディゴの二度染めです。
ヘナ教本出版時には国産ヘナ&インディゴはありませんでしたので
インド産のヘナとインディゴの解説となっています。
今回は熟成させた沖縄産美らヘナを塗布後、45分加温放置し
プレーンリンス(お流し)した後に紫紺を塗布し、30分の自然放置を行いました。
今回の紫紺はヘナは国産ですが、インディゴをインド産インディゴを国内加工したHQインディゴ※2 を使用しました。
インド産のインディゴ(ナンバン藍)の葉にはトゲがあります。
国産のインディゴ(品種タイワンコマツナギ・ナンバンコマツナギ)にもトゲがあります。

 

このトゲは施術中や施術後の痒みを誘発させることが分かっています。国産インディゴの葉落としの際、腕や顔が毎回チクチクと戦いながらの作業という現状があります。トゲに触れないように完全防備が不可欠です。

 

※2 国産のインディゴである「美ら藍」「うるま藍」には超微粉末加工後にトゲと葉脈を取り除く工程がありますが、インド産にはありませんので、国内で国産インディゴと同じ工程を行い、トゲと葉脈を取り除いています。

 

つまり・・・
葉脈も取り除いています。トゲと葉脈を取り除くことで染料が濃くなり結果的に濃く染まります。
ということでこの「HQインディゴ」はHigh Qualityなのです。

 

沖縄では台風の影響でインディゴ畑に被害が相次ぎ、国産インディゴ不足による製品の欠品が続いてご迷惑をおかけしています。
当初、その代替え製品との位置づけでしたが、その染まりの良さ、色の濃さでファンが増えてきました。

 

二度染めの1回目(1st)はヘナ、セカンド(2nd2回目)には、インディゴ、ヘナのミックスにターメリックを加える場合もあり、ご希望に近い、明るさ色合いを表現しています。
ゆえにハーブカラー二度染めとも表現しています。
何度も解説していますが、ヘナで茶色に染まることはありません。
20分で染まる、濃く染まる。よく染まる、20~30分で茶色に染まるヘナカラー表記などは天然100%ヘナではありません。
インディゴ特有の空気酸化による色の変化です。

 

 

 

仕上がりはグリーン味を帯びていますが、2~3日後、空気酸化により濃い茶色へと変化します。

 

・ヘナ巧匠(こうしょう)P118
・国産ヘナ教本 P100より抜粋
インディゴの配合率が高まると濃く染まります。
2ndの選択にお役立て下さい。

 

今日も長くなってしまいましたが、最後までご覧頂きましてありがとうございました。