インディゴ毛は明るくなりません。
脱染後のヘナトリートメント
2017.09.07
【インディゴ毛は明るくなりません。】
先日の博多ヘナ講習会に参加されました美容師さんより
相談がありまして、メールでのやり取りでは
なかなか伝わりませんのでブログでお伝えすることにしました。
「 こんにちは あれからヘナで頑張って染めています 5日毎日お休みヘナしました 全体をクリアカラーで抜いたので思った通りにみどりの部分がありました 根本は白髪が多いのでオレンジが目立ちトップの部分だけカラースプレーして仕事してます これ以上ヘナだけでしても全体が綺麗なヘナ色にはならない気がします 根本のオレンジだけ胡桃をしてあとはヘナで毎週しようと考えています 。」
(胡桃=HQヘナ3:2)
皆さんも一緒に考えてください。
今回は先ず、こちらのブログをご覧ください。
【インディゴはやっぱり明るくなり難い。でも・・・ 】
https://ameblo.jp/hqhenna/entry-12294155426.html
友人の紹介で講習会のモデルに参加された
最初の状態です。
今回の相談者さんと違うのは白髪率
相談された美容師さんの方が白髪率が高い
ということでHQヘナのみの場合、このモデルさんより
根元が明るいカッパーになることが予想されます。
インディゴは明るくなりません。
本当に苦労しますが、こちらのモデルさんに
大きなダメージを与えることを覚悟のうえで
パウダーブリーチを1:5の配合で3回繰り返しました。
それぞれ一回の塗布後、45℃の加温15~20分
毛髪ダメージは覚悟の上
ブリーチの限界にチャレンジさせて頂きました。
こちらのモデルさん昨日の千葉ヘナ講習会に
参加され「枝毛・切れ毛が凄い・・・」
と仰っていました。
大変申し訳ありません。
9月19日のヘナ講習に参加されるようでしたら
ヘナトリートメントと毛先カットをさせて頂きますので
宜しくお願いします。
インディゴの影響で暗い部分のみを
塗布するのですがどうしても周囲に影響が及んでしまいます。
この後、全体にHQヘナを続けると、元に戻ってしまいます。
ヘナも繰り返すと暗くなる。
そこで、インディゴをブリーチした明るいグリーンが
明るいブラウンになるまではHQヘナを使用し
その後は根元のみのリタッチ塗布を行い
それ以外の部分へはアワル(無色のハーブ)で
トリートメントします。
相談者さんの課題はインディゴで暗く染まった部分
履歴もはっきりとわからない状態で
PBの脱インディゴで明るいグリーンへすることです。
(時間があれば私が出張したいと本気で思っています。)
根元の明るいカッパーは
白髪率が高ければ高いほど顕著に現れます。
脱インディゴが上手に出来ない場合は
根元のみHQヘナではなく
毎週の場合「橙=HQヘナ3:1インディゴ」または「胡桃」
2週間毎では「胡桃」または「琥珀=HQヘナ2:3インディゴ」
3週間毎:「琥珀」「鳶色=HQヘナ3:7インディゴ」
基本は明るい方(インディゴ率が少ない)から
試してみてください。
根元を違和感なく時間を掛けて明るくし
それから最終的にHQヘナへ・・・
この方法は長さにもよりますが半年~一年という
長期になります。
インディゴは基本的に明るくなりません。
明るさを求められる可能性のある方
カラーチェンジを望まれる方へは
使用厳禁です。
安易なインディゴ使用は後悔します。
昨日の千葉ヘナ講習会の参加された
美容師さんが他社ヘナを使っている
美容室のブログを見てインディゴを数回されたことを
後悔されていました。
インディゴは明るくならないこと
デメリットをしっかり伝える
インフォームドコンセントを
行わない無責任な施術者にならないように心がけましょう。
相談者さんのご健闘を祈ります。
今日もご覧いただきましてありがとうございます。