コダワリは「Wドライ製法」で超微粒子かつ緑色のヘナを作る。
沖縄産ヘナ・インディゴ畑奮闘記
2022.08.13
こんばんは! 沖縄は旧盆の最終日「うーくい」です。
沖縄人(うちなんちゅ)にとってこの日が一番大切な日とされています。
午前中に浜比嘉島へ行きました。
沖縄人(うちなんちゅ)にとってこの日が一番大切な日とされています。
午前中に浜比嘉島へ行きました。
ここ浜比嘉島は琉球開闢の地とされ、神が住む島としても有名です。
手つかずの自然が残されています。
手つかずの自然が残されています。
アマミチューから浜比嘉大橋を望む。
【コダワリは「Wドライ製法」で超微粒子かつ緑色のヘナを作る。】
弊社提携先のインドKEO社では、インドラジャスタン州ソジャットのヘナ畑で育ったヘナを
機械選別の後、更に手選別による不純物除去作業を行い粉砕を行っています。
機械選別の後、更に手選別による不純物除去作業を行い粉砕を行っています。
インド産ヘナに関しては100%天日乾燥です。
沖縄産のヘナは数社存在しますが、畑作り、土壌作り、育て方、刈り取り、乾燥、粉砕と
すべてに於いて違いがあります。
沖縄産のヘナは数社存在しますが、畑作り、土壌作り、育て方、刈り取り、乾燥、粉砕と
すべてに於いて違いがあります。
弊社の場合は、南風原町のヘナの師匠からヘナの栽培から粉砕までを学び、その後、更に
独自の乾燥、不純物除去、粉砕方法を導入しています。
独自の乾燥、不純物除去、粉砕方法を導入しています。
私が特にこだわっているのが”風味”・・・それは「パウダーの緑色」だったり「香り」であったりするのですが、もちろん、当然ですが染まりの良さも踏まえた究極の国産ヘナ作りを心掛けています。
インド産ヘナパウダーは緑ではありません。黄土色+うぐいす色÷2と表現するとなんとなくしっくりくると思います。
インド産HQヘナ
私は何度もインドソジャットへ足を運び、ヘナ葉の色を理解していたつもりでした。
ところが2018年8月20日、沖縄南風原のヘナの師匠の畑で初めて琉球ヘナの葉を見たときに
沖縄のヘナ葉は大きくて緑色だ!。そう思いました。師匠のアドバイスで熱が出ない粉砕機が
いい。ということで粉砕機を半年ほど探し求めました。東京や大阪の粉体展(粉砕機メーカーが一堂に会す展覧会)へ出向き、実際に乾燥させたヘナ葉を持ち込み試しました。
粉砕機が決まった時点では、一次乾燥のみでした。
刈り取ったヘナ木を乾燥コンテナに収めたBefore
After・・・これで一次乾燥終了で葉落とし工程へ進みます。
加工の際に熱が出ない「冷却式の超微粒子粉砕機」ですが、初期段階で製品の粒度が安定しない
ことが判明し、それからしばらくは、暗中模索状態でした。
加工の際に熱が出ない「冷却式の超微粒子粉砕機」ですが、初期段階で製品の粒度が安定しない
ことが判明し、それからしばらくは、暗中模索状態でした。
その後、とあるメーカーさんのアドバイスにより、超微粒子の条件は「二次乾燥」が必須であることが分かったのです。
左:二次乾燥済み 右:一次乾燥のみ
左側の二次乾燥済みのヘナ葉はパリパリで、手で握りつぶしただけで、直ぐに細かくなりますが
右側は一次乾燥のみですから、葉の水分がある程度残っていて、細かくなり難いのです。
故にインド産のヘナは100メッシュ程度が限界なのです。
沖縄産美らヘナはwドライ製法により300メッシュを実現しました。
左側:沖縄産美らヘナです。 右側:沖縄産RQヘナ(初期の沖縄産ヘナ)
それと同時にヘナ葉の色も美しい緑色にすることが可能となったのです。
ヘナパウダーを緑色に加工するためには、他にとても大切なことがいくつかありますが
ここでは紹介することが出来ません。最近になってようやく確立できた製法です。
あれから2年5ヶ月の歳月が流れました。日々、改革改善を行った賜です。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。