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保存版インド産ヘナ刈り取りから葉落としまでの実態

ヘナ事情

2022.08.11

こんばんは!日曜日に沖縄那覇から大阪伊丹までの移動でしたが
伊丹のターミナルビルを一歩外に出ると「暑くない!」「さらっとしている!」そう感じました。沖縄の湿度の高さ、日差しの強さを改めて実感しましたね・・・。
by The way・・・
昨日は、姫路のサロンでヘナイベントでした。後日レポートしますね・・・。

 

高速を降りて市内へ向かう途中に大きな橋がありますが、そこから正面に姫路城が見えます。
この角度の姫路城が好きです。
平成の大修理がなされて直ぐに見たときは真っ白すぎて地元でも「白すぎ城」と呼ばれたそうな・・・
数年経過して、ちょうど良い見頃の素晴らしい「白さぎ城」となりましたね・・・。
外国人にも人気の世界遺産です。
マツケンの「暴れん坊将軍」のテーマソングがずっと頭の中に流れていました。
成敗!シャキーン

 

【 保存版インド産ヘナ刈り取りから葉落としまでの実態 】

 

国内で販売されているヘナのおよそ90%を占めるインド産ヘナですが、健康食品店、雑貨屋さん、ネットワークビジネス、ネット通販など多くのヘナ販売業者があり、ヘナ100gの価格もバラバラで1,200~2,500円位の開きがあります。
驚くことに高額ヘナの理由、言い訳がいくつか存在します。その中で「新芽のみを手で摘んでいる。」と説明文に明記されいたのにはビックリしました。というよりは呆れました。
絶対にあり得ないからです。
コロナ渦前までは毎年インドへ刈り取りツアーを引率していました。画像のほとんどは2018年10月18日に撮影したものです。2019年はソジャットのヘナ畑へは行かずに、チェンナイのインディゴ畑へ行きましたので2018年が最新となります。
インドデリーから飛行機でジョードプル空港まで90分の空の移動、そこから90分のタクシー移動でラジャスタン州ソジャットのヘナ畑に到着します。ここは辺り一面、地平線が見える程のヘナ畑が続いています
ヘナ刈り取りが行われていました。
彼女が持っているこのカマで根こそぎ切り落とします。手摘みなどあり得ません。
刈り取られたヘナの木は地面に置かれます。そして、数日後、葉がまだ乾かないうちに
葉落とし場へ移動します。このくらいの量のヘナ葉では30g程度のパウダーでしかありません。繰り返しになりますが、手摘みなどあり得ないということです。
国内の悪意ある業者さんが宇治の手摘みのお茶の高級イメージを持ちだし
自社の高額ヘナの言い訳にしているに過ぎません。
トラクターに引かれた大きめのトレーラーにヘナ木を積むのですが・・・
このお兄さんが持っている木製の大きなフォークのようなものに注目!
これ欲しいと内心思いました。

 

ヘナ木の束をフォークで串刺しにして、ヒョイヒョイッと手際よくトレーラーに積んでいます。
ずいぶん高く積み上げますね・・・
ん~このトラクター&トレーラーがとても気に入ってしまいました。
トラクターの運転席にはちょこんと子供が座っていてお父さんの仕事を見ていました。ほのぼの
葉落とし場です。畑から運び込んで更に数日後、ヘナの葉が乾燥したタイミングを見計らって、葉落としを行います。ここでも例の木製のフォークを使っています。
先ずはヘナ木の上を何度も何度もフォークで叩きます。その後、手前からヘナ枝を後方へ移動させます。乾燥したヘナ葉は枝から離れて下へ落ちていますが、未乾燥のヘナ葉は、まだ枝に付いたまま後方へ異動しています。移動させた後で下に落ちているヘナ葉を回収するのです。
その数日後、再び同じ工程を繰り返し、未乾燥状態だった葉落としを行います。
葉落とし後のヘナ葉の回収の様子です。これは10年以上前の写真でヘナ教本からの抜粋しました。
こうして麻袋に詰められて近くにあるヘナマーケットへと運び込まれます。
後方に葉を落とし終えた枝が高く積み上げられています。
ヘナマーケットに高く積み上げられたヘナ葉が詰められた麻袋の山です。
ちなみに、この麻袋の中には、ヘナ葉の他にも、砂、枝、タネ、その他の不純物も相当量含まれています。

 

今日もご覧頂きましてありがとうございました。