ヘナ農家の試練その2
美らヘナ®/沖縄産ヘナ
2021.02.26
前回の続きです。
ヘナの生産は自然との闘い・・・それは最初から理解していることなのですが前回、書いたデータにあるように例年に無く、昨年年末から今年に架けて強風と低温に被害がありました。前回はマルチシート(3重雑草防止シート)の被害でしたが今回はヘナ苗の被害報告です。
これは先週、取り分けておいた枯れてしまったヘナ苗パレットです。
このパレットは24ポットあります。取り除いたパレット30=720本の被害。
しかし、瀕死の状態にあったヘナ苗は回復を見込んでタップリ水を与えて「ちばりよー(がんばれ!)」と声を掛けて応援していましたが・・・
この1週間で被害が拡大してしまいました。
更におよそ400本の苗が枯れてしまいました。
二度と同じ過ちを繰り返さぬように、その対策を皆で考えました。
苗床を防風ネットで被い強風からヘナを守ります。
特に台風シーズン、12月から2月までの沖縄の冬に対策し、被害に遭わないようにしたいと思います。
社員さん達も、この被害にはショックを与えました。非常に残念です。
ヘナ苗作りには、約半年間を要します。
①タネを湯煎で一晩温める。②土を吟味し発芽率を向上させる。(ヘナに最適な土があります。)
③毎日水を与える。④双葉が出て大きくなったところで第一回目の植え替え
⑤三つ葉、四つ葉が出てきたら二回目の植え替え(下の画像は二回目の植え替え風景)
⑥成長に合わせて直径10cmポット三回目の植え替え⑦四回目の植え替え15cmポット
今回、最も被害に遭ったのは⑥三回目の植え替え終了のヘナ苗でしたから返す返すも残念で仕方がありません。
畑に地植えしたヘナ苗は枯れたように見えていても、根がしっかりしていればこのように何度でも復活してくれるのです。
このことがあって植物育成LEDライト導入に至ったのです。
今回の被害は授業料と考えて、心機一転、ヘナ苗優先で頑張っています。
さあ、今日も元気に一歩前進!
今日もご覧頂きありがとうございます。
苗床防風ネットが完成したらご紹介しますね・・・。