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美らヘナ®の改革改善策

美らヘナ®/沖縄産ヘナ

2020.09.01

今週、弊社の担当者から美らヘナ®の不良品の報告がありました。
3月末より新たな場所でRQヘナから”美らヘナ”へと進化を遂げた。はずなのですが、品質が不安定で4月5月6月に製造した美らヘナ®業務用500gに美らヘナ®の一部に超微粒子になりきれていない粒度の大きいヘナが含まれて起きる現象が確認されたとの理美容室から報告がありました。
本当に申し訳ない気持ちと前回、ロット番号005と全く同じお湯をタップリ加えてもボソボソ感が残る。ということでしたので、製造を担当する側としても大変ショックでした。再び頂いたクレームに対して、何故?というところが正直な気持ちでした。
それ以降、そのことだけで頭が一杯になりました。

 

美らヘナ®不良品は二回目です。許されません。
私達の残念な気持ち、悔しい気持ちよりも

 

お客様のために準備をしてる段階で、この状態は本当に困らせてしまったに違いありません。
私もサロンワークを長年経験していますので、その事は十分すぎるほど理解できます。

 

それに、コロナの影響で今年に入ってほとんど沖縄で美らヘナに関わってることをご存じのために、私に直接のメッセージではなく、会社の担当者に報告されたことにも気を遣わせてしまい大変恐縮しています。
「ロット番号005事故」の後は細かいメッシュフィルターを毎回2回ずつ通していますので超微粒子になり損なったヘナパウダーはフィルターに引っかかり、除去されるという対策を施していますので最初は今回の2回目の事故に原因が理解できませんでした。
前回の「005事故」の際に「一番の問題点は「沖縄は湿度が高い。」それも梅雨の時期(5月~6月)は湿度が90%を越えている日が殆どなのです雨が降ったら 100%に近い表示が出ています。」

 

「最終的な段階で超微粒子粉砕機(粉砕機の上部にある供給口)にヘナ葉をセットする際に求められている水分量は10%未満、室内の環境は20%未満というハードルの高さであり、人が入るだけで「汗」「呼気」「服」に含まれている水分が瞬時に反応してしまいます。一人でも粉砕室に入るだけで軽く10%以上湿度が上昇します。」と説明しています。

 

自動供給撃器セットの段階で葉の水分量10%では駄目なのです。
100メッシュであれば可能です。(インド産ヘナの平均粒度)
200メッシュの場合は7%未満、300~400メッシュであれば5%未満にする必要があります。

 

従来のヘナの粒度とは、全く別次元の超微粒子を実現するためには乗り越え無ければならない大きな壁だと受け止めています。

 

今回の事故で一つ思い当たる事があります。ヘナ葉を乾燥し、不純物を取り除き、粉砕までの加工は弊社ファクトリーで行いますが毛髪化粧品登録のため、製造後は毎回、化粧品製造会社に持ち込んでいます。そこでさらに異物の混入がないかなどの検査を行いパッキングされ、化粧品化されるという流れになっています。美らヘナ®は化粧品です。その際の一袋の単位、業務用500gなのですが割り切れない数字が毎回あります。最低10gから最大499gまでを化粧品製造会社が次のロットに加えるために保存しています。3月末から6月まではメッシュフィルターを通していない為、粒度の大きなヘナが含まれていた事は否めないこと気がつきました。つまり、化粧品会社へ持ち込む度に発生する500g未満の半端なヘナパウダーが化粧品製造会社に保存されていた為、今回、問題になっているロットの一部に混入したのではないかと考えています。

 

このことに関しても化粧品製造会社に責任は一切ありません。代表である私の責任です。
私は常に改革改善を考えています。5年後、10年後を見据えてのことです。

 

「005事故」を踏まえての改善策として
 
①大型乾燥機を導入し、ヘナ葉の水分量5%未満を堅持する。(2020年9月15日稼働予定)
②精密水分計量器を導入し、粉砕機へセットする乾燥ヘナ葉を毎回測定し管理する(2020年8月中旬より導入済み)
③冷却式超微粒子粉砕機の核心部分の素材を合金から超硬合金(タングステン鋼)仕様変更。
それにより強度は10倍以上となり、より安定した粒度を保つことが出来ます。(2020年8月中旬導入済みロット№00011~)
④微細メッシュフィルター2回通し、安定した粒度を保つ(2020,6月末より実施中)

 

今後は三度目の事故が発生しないよう細心の注意を払いつつ、更に改革改善を探り美らヘナ®の品質向上と各サロンヘの十分な供給量を確保するために
全身全霊を傾ける所存です。

 

私には決して忘れることが出来ない言葉がいつも頭にあります。
初回の「ロット番号005事故」の際にサロンの方から「美らヘナが売れすぎるからインド産を混ぜて売っているのではないか?」と言われたことです。
このことは社員一同、本当にショックでした。
私も食事が喉を通らないほどショックを受けたことを覚えています。
しかし、その言葉が私の気持ちを奮い立たせてくれました。
もう二度と同じ過ちは繰り返すまいと・・・感謝しています。

 

この悔しい気持ちを生涯忘れることなくこれからも精進したいと思います。
今回の事故では本当にご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
                                ヘナ伝道師グッチ

 

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