美らヘナ®の生産について
美らヘナ®/沖縄産ヘナ
2020.07.29
新型コロナの影響で今年に入り、殆ど沖縄で生活をしています。
2018年12月の沖縄RQヘナの発売開始から一年5ヶ月後の2020年4月に自社ヘナファクトリーにて
生産が始まった「美らヘナ®」ですが、皆さんのご要望に応じられるだけの生産にはほど遠く
それでも社員さんと一緒に日々生産に励んでいるところです。
美らヘナ®の特長(特徴)は
- ①鮮度。 収穫から最短二週間後には、理美容室に出荷を行っています。
- ②生葉に限りなく近い。 熱を加えない乾燥方法と熱が出ない製造工程(冷却式超微粒子粉砕機導入)
- ③最新粉砕方法でパウダーが超微粒子(インド産の四分の一以下)
- ④染まりが良い。染まりが濃い。
- ⑤インド産と全く違った感触で術後の毛髪が艶やか、かつサラサラ。
細かな評価を加えるともっとたくさんありますが、今回は割愛させて頂きます。
しかしながら、5月、6月に出荷した美らヘナ®の一部に粒度の大きなヘナが混入し、ユーザーの皆さんには大変ご迷惑をおかけしましたことをこの場をお借りして、お詫び申し上げます。
ご迷惑をおかけしまして本当にすみませんでした。
6月中旬に製品化した美らヘナ®に一部、混入が懸念されたため私の一存で出荷停止をし、首を長くしてお待ち頂いている皆さんにご迷惑お掛けしましたことを重ねてお詫びします。
あれから一月になりますが、解決策が決まり、今後は安定した品質を保つことができるようになりました。
本当にご迷惑とご心配をお掛けしましたこと反省しています。
販売を担当している社員さんにも迷惑をかけてしまいました。乗り切ってくれて感謝しています。
一番の問題点は「沖縄は湿度が高い。」それも梅雨の時期(5月~6月)は湿度が90%を越えている日が殆どなのです。
雨が降ったら 100%に近い表示が出ています。
最終的な段階で超微粒子粉砕機にヘナ葉をセットする際に求められている水分量は10%未満。
室内の環境は20%未満というハードルの高さであり、人が入るだけで「汗」「呼気」「服」に含まれている水分が瞬時に反応してしまいます。一人でも粉砕室に入るだけで軽く10%以上湿度が上昇します。
インド産ヘナの100メッシュ程度であれば水分量20%、室内環境湿度50%未満でも可能な粒度ですが、美らヘナ®のコダワリを妥協することはできません。
沖縄での超微粒子粉砕の困難を身をもって体験しています。
美らヘナ®用のヘナ葉(仲里一号)の畑は少しずつではありますが増えています。
種から初収穫までは13ヶ月を要します。しかも、初の刈り取りは少量ですから、極端に増えることもありません。
収穫を終えて、熱を加えるボイラー乾燥機を使えば、水分量10%以下は容易に実現できます。
しかし、ヘナの色や成分も変成してしまうので、熱乾燥は今後も行いません。
一度、美らヘナ®を体験した方であれば、美らヘナ®が従来のインド産や国産ヘナ、琉球ヘナと呼ばれるヘナとは全く違うということをご存じだと思います。
私の仕事は、このコダワリの品質を守り抜くことと自覚しています。
急な生産量増加は見込めませんが、その努力だけは日々継続していることをご理解頂きたいと思っています。
いつも、美らヘナ®を応援して頂きありがとうございます。