刈り上げ部分のインディゴをしっかり染める技
インディゴ
2023.10.30
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こんばんは!今日は年内最後の大阪ヘナ塾でした。
遠くは広島からご参加頂き、たくさんの新たな出会いがありました。有り難いことです。あっという間の一日でした。
大阪ヘナ塾で初めての技術も披露しました。
後日、ブログでレポートします。
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【 刈り上げ部分のインディゴをしっかり染める技 】
名古屋ヘナ塾でモデルになって頂いた男性はサイド・ネープが
刈り上げの2ブロックでした。
ベリーショートや刈り上げ部分に対してインディゴは染まりにくい
とよく相談を受けます。そこで今回は増粘剤(CMC)を加えた
インディゴペーストの塗布テクニックをお伝えします。
用意するモノは、「美ら藍(沖縄産インディゴ)」と温湯50℃
それからCMC(カルボキシメチルセルロースナトリウム)増粘剤
この増粘剤は安全性の高い食品添加物です。
弊社エムテックで取り扱っています。
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刈り上げ部分が染まらないのは、インディゴの粘性と塗布量に
問題があります。
ある程度の長さがある場合は、頭皮+インディゴ+毛髪+インディゴのサンドイッチ状態になるのですが、刈り上げの場合、上に覆い被さる毛髪が無いためインディゴペーストのサンドイッチ状態にならないことと、インディゴペーストが硬めの場合は染まりが薄い
軟らか過ぎると流れてくるし、毛髪にしっかり残らないということがあります。
そこで増粘剤CMCを加えて粘性を増すことで刈り上げ部分を
インディゴペーストに漬け込むように塗布します。
今回の重要ポイントは3つ
①インディゴ30g+温湯50℃90gで攪拌後に2分放置
この2分間でインディゴペーストがやや硬くなりますので軟らかめのケチャップ状に温湯を加えて調整します。
② ①の粘性に達したらCMCを耳かき3杯程度を加えて
攪拌し更に2分間放置します。
この時にCMCを加えすぎないように注意して下さい。
増粘剤CMCの増粘効果は2~3分後です。
最初は少ないように感じると思いますが、思いの外、2分後に
粘性が増しています。
Point③
毛髪が埋没するようにタップリ塗布をする。
CMCを加えていないインディゴペーストでは不可能な塗布量を
可能にすることができます。
顔に流れることもありません。
インディゴ30gでは不足でしたので同量を作り足しました。
そのためにタイム差が7分程度ありましたので、右半分は
酸化が進み、グリーンが濃くなっています。
塗布が完了した時点で毛髪が見える状態であれば
染まりが薄くなります。
全体を塗布してこのまま45分間の自然放置、ラップもホットタオルもしません。
刈り上げ部分も綺麗なライトグリーンに着色しています。
これをインディゴブルーに確実に仕上げるためには
サラシタイムが必要です。すぐにドライするとインジルピン赤の色素ができて赤紫に仕上がることがあるので要注意です。
CMCの量やアフターインディゴの処置については
ヘナ塾で実際に体験されることをお薦めします。
次のヘナ塾は11月13日月曜日の広島ヘナ塾です。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。