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インド・ラジャスタン州ソジャットのヘナマーケットで見たものは

ヘナ事情

2022.08.27

こんばんは! 人間という生き物は勝手なもので、晴天が続くと、ひと雨来ないかな・・・
なんて・・・今日がまさにそんな日でした。2日前の夜に「パラリ」とほんのお湿り程度の雨
が降ったくらいで、この10日間は雨が降っていません。
インディゴとヘナの苗には毎日、水やりは欠かせません。
明日の午後、久し振りに雨の予報です。

 

【 インド・ラジャスタン州ソジャットのヘナマーケットで見たものは】

 

コロナ渦以前の2018年10月のインド・ヘナ刈り取りツアーの写真から
翌2019年は南部チェンナイのインディゴ畑訪問でしたのでヘナの産地ソジャットの
最新は2018年なのです。
ヘナの刈り取りが行われている畑から20分程度のところにヘナマーケット(公営ヘナ市場)が
あります。
葉落とし場で麻袋に詰められたヘナはここへ運ばれてきます。

 

品質を確認するために一部の袋が開けられています。
麻袋の中は種や枝が含まれている状態です。 このヘナ葉はとても綺麗でした。
砂の上に広げられた大量のヘナ、これは再乾燥です。
これも綺麗なヘナ葉でした。
少し離れたところに変な色の葉が広げられています。
これはヘナも含まれていますが、ヘナ以外の雑草も相当量含まれています。

 

私は何度もソジャットを訪問していますが、過去にも同じような質の悪いヘナを数回見ています。これにダイヤモンドグリーンと呼ばれるパウダーを新鮮な緑色に見せるための着色剤と
ピクラミン酸と呼ばれているヘナのオレンジに似た直接染料を僅か0.6%程度加え、粉砕すると
偽装ヘナが出来てしまうのです。驚くことに特にヘナの葉でなくても雑草でも何でも乾燥した植物の葉であればこの二つの物質を加えるだけで偽装ヘナを簡単に作ることが出来るのです。

 

困ったことに見ただけでは、なかなか本物との差が分からずにインド国内だけで無く、海外へも販売しています。日本へも輸出していると聞きました。
特にジアミン等の酸化染毛料が含まれているタイプは、ほとんどがこのタイプということです。

 

製品の成分表では見分けられません。成分分析しないと分からないのが現実です。

 

インド産を含む外国産ヘナは偽装されているものも相当量流通していますので、気をつける必要があります。

 

弊社が提携しているインドKEO社は原材料のヘナ葉は高品質のものを用いて機械選別後に
手選別を行っている高品質ヘナです。Hight Quality=HQヘナです。

 

私が何度もインドへ足を運んでいるのは、みなさんの代表として、
その品質を保つため、確認するためです。

 

今日もご覧頂きましてありがとうございます。