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ヘナ農家の試練その1

美らヘナ®/沖縄産ヘナ

2021.02.24

昨年12月から2月23日までのヘナに被害があった気象です。

 

沖縄県うるま市与那城(宮城島)の気象データから

 

  2020年12月9日瞬間最大風速21.5m/s・・・・・・・・・・・・・・・・・/①
          12月30日最低気温10.4℃瞬間最大風速24,1m/s・・・/②
          12月31日最低気温9.6℃瞬間最大風速18.6m/s・・・・/③
  2021年1月7日最低気温9.7℃瞬間最大風速18.8m/s・・・・・/④
        1月8日最低気温9.7℃瞬間最大風速19.2m/s・・・・・/⑤
        1月9日最低気温8.9℃瞬間最大風速19.5m/s・・・・・/⑥
             1月12日最低気温11.3℃瞬間最大風速18.4m/s・・・/⑦
             1月22日瞬間最大風速18.0m/s・・・・・・・・・・・・・・・・/⑧
             1月23日瞬間最大風速19.3m/s・・・・・・・・・・・・・・・・/⑨
            1月28日瞬間最大風速18.8m/s・・・・・・・・・・・・・・・・/⑩
            1月29日瞬間最大風速18.7m/s・・・・・・・・・・・・・・・・/⑪
   2021年2月11日瞬間最大風速19.9m/s・・・・・・・・・・・・・・・・/⑫
       2月12日瞬間最大風速17.9m/s・・・・・・・・・・・・・・・・/⑬
       2月17日最低気温11.7℃瞬間最大風速19.6m/s・・・/⑭
         18日最低気温11.3℃瞬間最大風速19.7m/s・・・/⑮
         19日最低気温11.1℃瞬間最大風速14.1m/s・・・/⑯

 

小型台風並みの風が合計16回、低気温が9日間ありました。
昨年12月に地植えを終えたばかりの、伊計島の契約へナ畑です。
マルチシート(雑草防止シート)は三重です。0.03mm黒マルチを二枚重ねてその上に透明0.2mmのシートを敷いています。
ときに風の力は人間の想像を超えます。とくに突風が吹くと隙間から一気に空気が入ってマルチシートを浮かせてしまいます。
マルチシートは空気の出口がありませんので、継ぎ目から破れてしまいます。
台風一過で翌日はこんなにいい天気・・・この光景を目にするのはとても悲しい、残念な気持ちになりますが、農業は自然との闘いですから・・・
しかも、過去に数回、同じような経験をしています。その度に修正を行っています。
先ずは2重の黒マルチをつなぎ合わせて・・・
今回初採用の強力テープで表面の透明シートを繋ぎ合わせます。

 

ここは風で煽られて中の二重黒マルチシートのみが継ぎ目から裂けて地面が見えています。

 

この場合、先ずはカッターで透明シートを開き・・・
その後、二重になっている黒マルチを繋げて

 

超耐久テープで繋ぎ合わせます。

 

全部で7個所の補修を一日がかりで終わらせることができました。
ここは契約ヘナ農家です。基本的には地主さんが①天地返し②堆肥撒き③トラクター耕耘④マルチシート⑤地植え(ヘナ苗は無償提供)⑥水やり(地植えしてから数週間から一ヶ月間)⑦草取り⑧マルチシートの補修などの農作業全般を行って頂くのですが、ここの地主さんは兼業で本業が忙しく、マルチの補修は来月になる・・・ということで被害拡大予防と島の幹線道路でへナ畑は注目されていますので、放っておけないし、先ずはヘナ優先が基本ですから・・・。

 

島の幹線道路でまた、新たな島民から軽トラの窓越しに「風でやられたね!笑・・・」
伊計島のへナ畑を何が何でも育ててみせる!と心に誓ったのです。

 

つづく・・・