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2020自社ヘナ畑に関する報告/エムテック(有)vol.2

美らヘナ®/沖縄産ヘナ

2020.06.05

Photo:崎原ヘナファーム 550坪/ヘナ木550本

2019年9月19日ヘナ苗地植え完了 撮影日2020.4.14

2020年4月14日初収穫 (ヘナパウダー12.7kg分)

 

Photo:ぬちまーす近隣ヘナファーム 300坪/ヘナ木297本
2019年10月10日ヘナ苗地植え完了
2020年4月21日 初収穫 (ヘナパウダー4.7kg分)
大きな枝のみを剪定ばさみでカットします。
細い枝は2ヶ月後には大きく成長し刈り取ることが出来ます。

 

550坪のへナ畑を4等分し、ローテーションを組めば毎月2回ずつ収穫できます。
この刈取方法を「仲里式」と呼んでいます。
一方、半年毎に根元からチェーンソーなどでカットする「インド式」という方法がありますが、年に2回の収穫で、仲里式と比較すると収穫量は二分の一~三分の一と少なくなります。
仲里式は手間は掛かりますが、ヘナの成長度合いに合わせることで理想的な収穫方法とも言えます。

 

弊社の二カ所のへナ畑は、まだまだ、成長半ばではありますが、一度カットし、追肥をすると、これから梅雨、夏に向けて大きく成長できるとの師匠のアドバイスもあり収穫することになりました。(追肥=収穫後にヘナ木の根元に堆肥を与え葉の成長を促す。)

 

宜野湾のチャーリーブラウン、イケメン美容師Nさん、いつもお手伝いありがとうございます。

収穫袋に包んで畑から車で7分の桃原ヘナファクトリーへ移動します。

 

ここでヘナを束ねてヘナ束にします。

 

ヘナ束は結束機と呼ばれる機械で結びます。

 

乾燥室「Cコンテナ」弊社にはA.B.C三種類の乾燥室があります。

 

48時間乾燥後、三日目にヘナ葉落としを行い、不純物を取り除きます。

ここからは前々回のブログをご参照下さい。

業界初となる冷却式超微粒子粉砕機を使って超微粉末化しています。

新鮮なパウダーの色、香り、施術後の甘い残り香、濃い着色(茶に近い赤)

素晴らしい感触、クシ通りが全国の美容師さんに支持されています。

 

インド産ヘナをお使いの方で「美らヘナ®」を一度体験されると、100%の方がインド産には戻れないと皆さん仰っしやいます。インド産ヘナとは、全く違う別物だと高評価を受けています。

 

インド産ヘナ特有の香り、残り香が苦手な方が一定数いらっしゃいますが、この件についても100%の方が「美らヘナ®」は全く気にならないと仰っているようです。

 

まだまだ、生産量が少なく、予約販売で美容室からの注文も2~3ヶ月待ちの状態が続いております。 
しかし、私は沖縄にある他のへナ畑で栽培されているヘナを欲しいとは微塵も思いません。品種や栽培方法を含め素性が分からない。

 

ヘナパウダーには生産までのストーリーが存在して然るべきと考えます。

誰が何処で、どのような方法で・・・

 

弊社の「美らヘナ®」は南風原町にあります師匠のへナ畑「仲里農園」のヘナ(仲里一号)と宮城島にあります弊社ヘナファーム

それから来週、初の収穫予定の宜野座のへナ畑(仲里一号約300坪)以外のヘナ葉は一切使用していません。

 

今後もへナ畑は少しずつ増えます。そのためのヘナ苗作りにも力を入れています。

 

現段階では理美容室に対してプロ用の500gのみの予約販売ですが、生産量がもっと増えればサロン販売用(理美容サロン専売)の100gパックも視野に入れています。

一般のお客様に自宅でも「美らヘナ®」を楽しんで頂きたいといつも思っています。

・・・・・・・

琉球ヘナ(仲里一号)は越冬温度が15℃、奄美大島までが栽培可能です。

ビニールハウスでの栽培は、ヘナの染色が極端に薄く、製品化には不向きであり自然な太陽光の元で育てる必要があります。

 

琉球ヘナは奄美大島以南の沖縄を含む百数十の島々の新しい第一次産業となり得ると確信しています。私は今後10年間で多くの諸島における琉球ヘナ栽培推進に注力したいと考えています。

 

それらが私たちのモチベーションにも繋がっています。