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偽ヘナはこうして作られる。

ヘナ事情

2017.07.29

偽ヘナはこうして作られます。インド産ケミカル配合「天然100%表示ヘナ」って
タイトルが・・・ちょっと変ですよね・・・

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これはダイヤモンドグリーン、ピクラミンサンという染料が含まれている
インドで流通しているヘナです。

これらの会社では化学物質(ケミカル)を配合していても
天然100%の表示をしています。

 

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パッケージは違いますが、中身は同じです。インドに於ける国内消費ヘナのほとんどが同類の

染料配合ヘナです。

 

これはヘナタトゥーやメヘンディーアートと呼ばれるもの

にも全てに染料は含まれている聞いています。

 

 

・偽ヘナはこうして作られます。

 

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これは新鮮で良質のヘナ葉

 

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この状態でも偽ヘナは作ることができます。

特にヘナに限らず、乾燥している葉であれば

その辺に育つ雑草でも構わないそうです。

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それにパウダーを新鮮な緑にするための「ダイヤモンドグリーン」と

呼ばれる着色剤と

「ピクラミン酸」と呼ばれる染料が加えられ

グラインダーと呼ばれるパウダー状に加工する機械

にかける前の状態です。

 

「ピクラミン酸」は0.6~0.7%程度の配合で

ヘナと同等色に染まります。

 

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その後、グラインダーでパウダー状に加工されました。

 

私がインド訪問した際にも
ヘナのバイヤーさんが近づいてきて

「このヘナは天然100%で、時間で良く染まる」
とサンプル毛束を見せてくれた。

私は大きな疑問を抱いた。

KEO社長のサニーさんに”しつこく”、

且つ詳しく、聞いて貰ったところ

染料(ケミカル)は3%とわずかで97%は天然だから
気にするな!」とのことであった。

日本人を理解していない・・・

しかも、こんなことは茶飯事で、普通の日本人輸入業者だったら
こんなに短時間で綺麗に染まっていたら飛びつくでしょうね・・・

日本の人は騙されやすい・・・

すぐに信じてしまうから・・・

そう思われても仕方が無い。

こうしてケミカル配合の天然100%表示の
ヘナが日本に入ってくるのです。

皆さんが使っている天然100%ヘナは本当に大丈夫ですか?

化粧品登録製品ですか?

(裏に化粧品製造メーカーの名と所在地明記)

 

成分分析表は添付されていますか?
 

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インドKEO社の手選別ヘナ
「HQヘナ」ケミカル13種目成分分析結果

ヘナ&ハーブカラーの偽装は茶飯事です。

13種の化学物質検査を行って初めて
本物の天然100%と理解しています。
(13種、成分分析には10万円以上の費用が必要)

しかも、成分分析は抜き打ちで行う必要があります。

この辺りはヘナ&ハーブカラー講習会で
直接、質問してみて下さい。
 

 

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インドKEO社の手選別HQヘナとインドで
販売されているヘナを比較してみました。

 

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色の違い・・・ご覧の通り、右:うぐいす色、左:抹茶のような緑色
香りの違い・・・右:土臭いような油臭いような臭いあり
左:抹茶の香りそのもの

インドでは良質のヘナは海外へ輸出し、そうでないものは

染料を加えて国内で流通させています。

 

100gあたりの製造コストは10倍以上違います。

インドの偽ヘナは100g12~15円程度です。

ジアミン等の酸化染料等は含んでおらず

ピクラミン酸はアレルギーを起こす可能性が低く

大きな問題にならずに日本でも販売されています。

 

 

長文を最後までご覧頂きありがとうございます。