ホームヘナを具体的に支援する
KEO社製手選別HQヘナ
2016.10.19
【ホームヘナを具体的に支援する】
最近、ヘナ髪を街で見かけることがあります。
が、しかし、お世辞にも綺麗とは言いがたい。
健康環境をお題目に掲げ、ヘナを、天然100%を・・・
とドライなビジネスが横行している昨今
健康環境、つまり、LOHAS的ではあっても
美的ではない方が多いのを残念に思います。
私は講習会の際に「裸の大様状態」と
表現しています。
それは・・・
白髪率が高く(60%以上)ヘナを一ヶ月に一度程度の
方が髪全体を派手なオレンジのまま、外出されている
のを周囲の人は・・・
ご本人に向かっては「いい色ですね」とか「オレンジが綺麗」とか
言われているかもしれませんが・・・
内心は、「あの髪がオレンジで派手な人」と
周囲からから言われていることをご存じない。
本人が気づいていても「健康環境のためなんだから・・・」と
その集まりに参加する度に自分に言い聞かせる。
少々、宗教染みていると感じることがありますね・・・
私たちはプロフェッショナルです。
周囲から「素敵ね!、綺麗ね!」
と評価されるためのアドバイスを心がけましょう。
そこで今回は「ホームヘナ(セルフヘナ)のススメ」
そして支援する。
アフターケアについて
理想的なヘナの回数で白髪率によって変化しますが
例えば白髪率30%毎週~2週間毎とすると
これを全てサロンで行うお客様は限られた一部の方だと思います。
そこでアフターケアとして自宅にて「ホームヘナ」をお薦めしています。
このように表現すると殆どの美容師さんは
「お客様に対して言葉のみの説明」を考えますが、
それでは実際に行う方は少ないでしょう。
まず、分かり易く、具体的に伝える方法としては
【準備するもの】
①カップ二つ②泡立て器③ヘナパウダー④ハケ⑤手袋⑥霧吹き
を用意します。
私がサロンオーナーであれば初期セットはプレゼントします。
この時に「シンプルに簡単に」が大切です。
きっちり計ることを要求したり、温湯は60℃、ココナッツオイルは
パウダーの10%などとプロの仕事を最初から要求してはいけません。
お客様のホームヘナ初期は「テキトー」で良いのです。
ホットケーキを付くような要領で構いません。とても簡単です。
緩かったらヘナパウダーを加え、硬すぎたら温湯を加えれば良いのですから・・・。
それを放置時間にお客様の目の前で一緒に
ヘナペーストの作り方から塗布までを手取り足取りお伝えします。
そうすることによりホームヘナのお客様は飛躍的に増えてきます。
「自分では出来ません。」「自分で染めたことがないから出来ない。」と
仰っていたお客様でも「あら、これだったら出来そう・・・」と
気持ちが変わる方も多いのです。
そして少し慣れた頃にお湯の温度やココナッツオイル・・・
とステップアップすればお客様に受け入れやすいと思います。
白髪染めの新規のお客様はこれから20~30年の
お付き合いをするのですから、本気で真剣に
お客様の立場になりお世話することが肝要です。
カップ1に適量を入れてもらいます。
今回はトップ分け目のみです。
温湯を加えます。「ちょっと熱めがいいですよ!」と
お伝えして下さい。
泡立て器で攪拌します。
硬すぎたら温湯を加え、軟らかすぎたらパウダーを加えます。
塗布する前に、髪を塗布する部分のみ霧吹きで濡らします。
手で塗布しても構いませんが、ハケ塗りの方が
手が汚れず、的確に塗布が出来ます。
お客様に判断して頂きましょう。
根元のみで構いません。
目立つ部分のみで構いません。
全体はサロンに来店して頂くことをお薦めします。
塗布が終わったらラップで部分的に覆い
その後、TV、炊事、洗濯といつもの時間を過ごしてただき
理想は3時間以上(HQヘナの場合)放置して
お風呂に入るだけです。
理想は3時間と書きましたがこれも最初は1時間程度でもいいですよ・・・
とお伝えして、その後、少し慣れてから2時間、3時間と
ステップアップすると良いでしょう。
お客様の性格や言葉に出来ない言葉を察してあげて下さい。
繰り返しますが・・・
新規のお客様のカウンセリングは
これから30年の長いお付き合いが始まるということを
頭に入れ、誠心誠意努めて下さい。
一回に二回で答えは出ません。出さなくても良いのです。
こうして目立つ部分のみを毎週ホームヘナをすることで
綺麗ね! 素敵ですね!と必ず周囲から言われるようになります。
Before
塗布終了
After
この後、2~3日で空気酸化により色が濃く変化します。
長文を最後までご覧頂きまして有り難うございます。