マニキュア黒染めを明るく修正HQヘナ
脱染後のヘナトリートメント
2016.04.07
講習会レポートです。モデルさんは元美容師さんです。
現在は別のお仕事をされています。いつもご自分で二週間毎の白髪染め
をされていらっしゃいます。
初見は根元が暗い、2レベル
日本人の黒髪(黒褐色3レベル)よりも
暗い感じがしました。
ご本人はさすが元美容師さんで
今、使用されているカラー剤の
成分表を写メされていました。
拝見すると「ヘアマニキュア」でした。
特徴は「タール系色素とアルコール類」配合
タール系色素は「色○○」と記載されています。
赤○○(○○には番号)
カラートリートメントは
塩基性○○、HC○○と塩基性とHC染料であることが
記載されていますので、容易に確認出来ます。
【タール系色素 発がん性物質】
検索され情報収集して下さい。
タール系色素のヘアマニキュアは
一旦、暗く染めると明るくなり難い
(明るくならない)ことがありますので
今回は難易度高めということを伝えて
チャレンジさせて頂きました。
この時点では「本当はもっと明るくしたい」と
ご希望でした。
私は正直、明るくならないと思い込んでしまっていました。
過去にヘアマニキュアで苦労した経験が何度もあったからです。
しかし・・・以外にも明るくなったのです。
【ヘナは明るく見える】
10:1CL塗布後加温15分
意外にも少し、明るくなっていました。
その後、中間毛先に20:1CL手塗り
加温10分
根元の新生毛がスーパーオキサイドで
明るくなり過ぎています。
ここは重要な箇所です。
新生毛は明るくなり易いのですが
既染部ギリギリといっても
残ってしまうと後にやっかいなことになります。
完璧に新生部分と既染部の明るさを
整えることは不可能に近いと言えるでしょう。
ヘナは6レベル程度のリフトでも
明るく見えてしまいがち
今回は根元が上がりすぎてしまったため
根元が更に明るくなりすぎています。
その後の対処方法は
HQヘナを繰り返して色を
オレンジからカッパーにする
そうすることでムラは解消できます。
もう一つの方法は根元の明るすぎている
箇所へ琥珀(HQヘナ2:3インディゴ)を
塗布し、20~30分放置でチェックし
オレンジ味を消す方法です。