PRO SHOP

ヘナ業界はウソが蔓延している。

ヘナ事情

2025.05.10

こんばんは!一日があっという間に過ぎていく・・・

一日30時間欲しい・・・。

色々なこと出来事があって、伝えたいことが山積しているのに、なかなかPCに向かう時間が取れてない。

 

最近、鳥に縁があるみたいです。

 

 

川崎、大師橋の美らハトさんとの一ヶ月半ぶりの再会

 

 

新しいインディゴ畑の準備中に再会したしらさぎさん

 

 

沖縄は梅雨っぽい天気が続いて畑仕事がギリギリのところで進んでいます。

 

 

昨日、インディゴ畑に防草シート張ってマーキングまで終わらせることが出来ました。

 

 

何とか終了・・・直後にザーッと降ってきました。ツイテルツイテル💡

 

 

全員、汗びっしょりの気温27度湿度95%・・・でした。

 

 

さて、今日はインディゴの不純物除去の第一段階から二次乾燥までを行いました。

インディゴ刈り取り後に除湿乾燥を4日間ほど掛けて行います。

 

およそ15%で葉落としが可能です。

しかし、この水分量では超微粉砕ができません。

 

そこで毎回水分量を調べて、二次乾燥機の通過速度、設定温度を合わせます。

それは目標となる乾燥葉の水分量を達成するためです。

 

 

精密水分計です。

 

 

今回の一次乾燥(除湿乾燥)は11.1%ですから通過時間は45分、設定温度は○○℃で二次乾燥を行いました。その後、第2、第3、第4、第5の不純物除去工程に入ります。ヘナよりもインディゴ加工は繊細で工程が多く、時間も掛かります。

 

新しいインディゴ専用ファクトリーで効率よく、気持ちよく、楽しく作業ができています。有り難いことです。

 

【ヘナ業界はウソが蔓延している。】

 

 

10日程前、ヘナ好きの友人から「国内製造のヘナは※放射線殺菌されている。」とヘナ販売者のブログに書いている。

という内容のメッセージがありました。

 

数日前、一般のヘナ愛好者の方から「美らヘナは放射線殺菌されているのでしょうか?」との質問が届きました。

 

ブログに記事としてお伝えします。と応えました。

 

 

今回の発信元は同じで石挽きヘナの販売者でした。

 

 

美らヘナは放射線殺菌などは行っておりません。

 

私が把握している国産ヘナ製造会社の中でも耳にしたことがありません。事実無根です。

 

 根拠のない書き込みが散見され「国内のヘナ業界は嘘が蔓延している。」と私が嘆いているwebサイトの一角です。

 

 輸入ヘナと比較して品質が劣る国産ヘナは一社もありません。

 

 このことは真っ当に国産ヘナ(琉球ヘナ)を製造している会社を代表して断言します。 (ヘナを輸入し、国内製造のヘナ会社を除く) 

 

石挽きヘナはインドでは、昔から作られている伝統的な製法です。

 

 ハンマーミル方式やその他の金属製機械で粉砕するとほんの僅かでも金属の微粉がでますが、それは人体に有害ではなく、むしろ鉄分不足の女性には良いことです。鉄分=Fe 

 

石挽き製粉は石の微粉が当然ながらヘナ粉に含まれます。

 

 昔ながらのヘナ製造法である石挽きヘナをリスペクトしています。 

 

私は今、沖縄でヘナ農家を兼業していますが、沖縄産琉球ヘナも元を辿るとインドからやってきたと考えています。

 

ゆえにインドのヘナは特別な存在です。 

 

しかしながら急激な人口増加、化学、工業化の影響でインフラ整備が追いつかず。工場排水と生活排水の40%は川に垂れ流し、河川汚濁の悲惨な問題を抱えている。

 

街の中もゴミだらけ、ゴミの山は各地に点在し、雨の影響で地下水脈が深刻な汚染に晒されているのが現状です。

 

インド産ヘナは30年ほど前であればとても良かったと思われます。 

 

インド、ラジャスタン州、ソジャットもその例に漏れず、周辺から流れてくる大気汚染の影響が懸念されています。 

 

 

これらのことはwebサイトを調べてみれば詳しく確認することができます。 「インド 環境汚染」「インド 土壌汚染」「インド 水質汚染」検索🔍して真実を知ってください。 

 

「土壌汚染、重金属問題は海を隔てることがない大陸、国土全体の問題です。地下水の汚染は大陸を巡ります。

この畑は大丈夫、こっちの畑は危険、など数百キロ離れていても意味がありません。」これは国内の分析専門会社の研究員の言葉です。 

 

今回の「国産ヘナは放射線殺菌されている」との記事は国産ヘナのイメージを下げ貶めるため、インド産ヘナ販売を促進するため、インドへ行ったことがない方、インドの内情を知らない方に対しての悪質なデマと受け止められます。

 

 私は、決してインド産石挽きヘナを否定したり、批判しているわけではありません。

 

現に私達もインドでヘナのOEM生産を続けています。

 

ただ、今現在、インド産のメリットはその価格の安さのみと考えます。 

 

インド産の品質向上のために努力をしたことが過去に何度もあります。

 

しかし、日本人の品質へのコダワリは残念ながら伝わりませんでした。ゆえに現在は品質向上を求めてはいません。

 

ですから渡印しなくなりました。

 

その分、国産ヘナに全力を注いでいます。

 

 私は国消国産、つまり、日本人が消費するものは日本国内で生産するのが最も重要だと考えています。 

 

インド産(外国産)ヘナと国産ヘナはお米に例えるならタイ米に代表される長粒米とコシヒカリくらいの大きな差があります。

 

 

 私は美容師です。

 

美らヘナ栽培から製造に関わっている中で6名の美容師がいます。

 

 2軒の契約農家さんの本業は美容師さんです。お休みの日に畑の手入れや刈り取りを行っています。 

 

美容師は当然ですが長い間、毛髪に関わっています。そのトリートメント効果、色合い、感触、ツヤ、その他、毛髪診断までプロフェッショナルです。その美容師が栽培から刈り取り、乾燥、不純物除去、粉砕加工、最終フィルターを通してできあがる美らヘナは世界最高品質と表現しても過言ではありません。

 

このブログをご覧頂いている皆さんに対して、私は誠心誠意、書き込みには必ず裏付けされた根拠、確認を怠りません。

 

そのことは私の信念として続けています。一度書き込んだことは取り消すことはできません。私にとってのブログは、私の足跡、日記と位置付けています。

 

 ですから嘘、偽り、紛らわしい、フェイク、デマそんなことが一つでも書き込まれているサイトを信用することはできません。一時が万事です。 

 

コロナ前2019年10月以降、渡印しなくなりました。一つは先述の通り沖縄でのヘナ&インディゴに全集中していること、もうひとつは、インドの大気汚染が酷すぎてマスクなしでは外出もままならないことが理由です。現在インド国内のPM2.5濃度はWHOの年間PM2.5ガイドライン値の10.1倍です。

 

 2023年から在インド日本国大使館においてPM2.5の観測が開始されました。

 

 令和5年9月13日 在インド日本国大使館においてPM2.5の観測が開始されました 。

 

在インド日本国大使館   インドの大気汚染問題に関して、国立環境研究所(NIES)とインド・アーリヤバタ観測科学研究所(ARIES)は、2022年12月下旬から在インド日本国大使館の屋上で大気中PM2.5(微小粒子状物質)等の大気汚染物質の観測を行っています。 

 

  ・ インドにおける大気汚染 大気汚染はインド国内全土で重大な環境問題であり、デリー首都圏でも例年11月頃から2月頃は、目視でも常に風景が白く霞みがかるなど、大気汚染が極めて深刻な状況となります。                                                  

 

 (1) 汚染の激しい日は、不要不急の外出及び屋外での長時間活動を避ける。心臓や肺に疾患のある方、高齢者、子ども等高リスクの方々は、特に注意する。

 

 (2) 外出時にはPM2.5対応マスク(「N95」という規格を満たしたマスクは、PM2.5を95%以上遮断するとされる)を隙間なく着用する。

 

 (3) 汚染がひどくなる傾向にある朝夕に窓を開放せず、風の通る隙間はふさぐ。(外気の状態が良くなったら、積極的に換気することも忘れずに)

 

 (4) 屋内では常時空気清浄機を使用し、フィルターの清掃・交換をこまめに行う。 

 

 これらが現実です。

 

インド産ヘナ輸入販売業者はこの件について蓋をしています。 

 

インドは環境汚染が酷く、人口が世界一となり今後もますます問題が大きくなることを懸念しています。

 

 インド産ヘナ販売者もこの件については知っていると思います。

 

 特に渡印して現地の方々との交流の様子を写真で公開している方は、この問題を肌で感じているはずです。

 

 だったら、大切な顧客、ファンに対して今の状態を申し訳ないと思いませんか? 

 

かく言う私も7年前までは輸入に頼っていたヘナ販売者でした。

 

 それでも2017年に沖縄産琉球ヘナと出会ってから、即、行動しました。

 

 この先、5年、10年後のことを考えて同じように国産ヘナを素直に認めて、それを受け入れ、インド産と国産ヘナと両方の販売をすることで顧客の自由な選択ができると考えています。

 

 臭いものには蓋では、何の問題の解決にもなりません。

 

私は人生を賭けて今の国内ヘナ業界を洗濯したいと本気で考えています。

 

 北部九州では毎日、天気予報の際に本日のPM2.5の数値が伝えられています。 

 

尚、インド産ヘナで自社だけが重金属が規定値以下です。

は不自然。ローソン染料、重金属検査その他、成分分析は日本国内で行うべきです。

 

 追記:放射線殺菌法は食品殺菌として国が認めている安全性が確認されている殺菌方法である。 

 

今回もホッコリしない内容でごめんなさい🙇‍♀️ 

今日も長文をご覧頂きありがとうございます😊