コダワリのインディゴ不純物除去編
沖縄産ヘナ・インディゴ畑奮闘記
2024.09.17
こんばんは!明日、出社日のために午後の便で福岡に移動、筑紫野の自宅で書いています。今日の福岡は35℃の猛暑日で沖縄と同じレベル、いや、少し福岡の方が暑さを感じてしまいました。
9月に入って台風が毎週のように沖縄へ接近していて、その度に対策しています。
また、14号が接近しています。
農作物への影響が心配されますが、もう一つの心配が停電です。
乾燥施設が停まると葉の色が変わって廃棄処分となるのです。
過去に数回ありました。
今、現在の様子です。
18日水曜日の午後の予報です。台風の時に沖縄に居ないなんて・・・祈るのみです。
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【コダワリのインディゴ不純物除去編 】
インディゴ乾燥室内では、時々、可愛いカマキリを見かけます。
乾燥室に収めてから4~5日後には
このような状態になっています。かなり過酷な室内ですが
カマキリさんは元気なのです。
喉が渇いていると思うのですぐに畑に逃がしてあげます。
インディゴがしっかり乾燥した状態でも葉の水分は11%前後あります。
20フィートコンテナにインディゴをMAX収納した場合、パウダーにして25kg分
この場合の葉落としには一人で4時間ほどの時間を要します。
しかも息苦しさと痒みとの戦いです。
ヘナの数倍大変だと感じます。
ヘナやインディゴの葉落とし体験してみませんか?
ヘナとインディゴ愛が倍増すること間違いなし。
さあ、そこから風力分離機というマシーンを通して大きな枝と虫やカタツムリなどの不純物を取り除きます。
機械で取り除けるのはこの程度の大きさの枝のみです。
そして、二次乾燥を行うのですが、この二次乾燥機が電気式で能力が17時間乾燥でパウダーに換算し15kg前後ととても時間が掛かります。
ヘナの二次乾燥機は2時間で15kg、しかも連続使用可能ですから
能力に大きな差があります。
既にインディゴ専用の二次乾燥機は手配していますが早くても来年1月の稼働予定ですから年内(11月)のインディゴシーズンには間に合いません。あと、もう少しの辛抱です。
二次乾燥後の枝取りの方法を新たに変更しました。
しかし、パウダー換算で15kg分の完璧な枝取りには5時間ほど掛かる手作業を行っています。内容は公開できませんがずっと私の中で温めていた方法を行っています。完璧なまでに細かい枝をほぼ100%取り除く作業を行っています。
ここまで不純物を取り除くことができると
プレ粉砕(粉砕機に掛ける前に3mmにカットする)時に
感触が大きく変わりました。
細かい枝も全くない状態になっています。
現在はどう頑張っても一日パウダー15kg分が精一杯ですが
手間の価値は十分あります。次のステップも頭の中にあります。
作業中は常に「どうすれば・・・」「改革改善」を考えています。
他社(委託)では実現不可能な内容を信念を持って行うことができるのが喜びでもあります。
改善のレスポンスは最速です。
世界最高品質のインディゴブルー「美ら藍」
を間もなくお届けできます。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。