ヘナのローソン染料0.1%増にこだわっています。
沖縄産ヘナ・インディゴ畑奮闘記
2024.08.10
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こんばんは!
8月8日羽田空港JALラウンジで書いています。
火曜日東京ヘナ塾、水曜日に新潟へ出張でした。
訪問先の専務さんお薦めのお蕎麦屋さんに立ち寄りました。
とても上品なお蕎麦を美味しく頂きました👌
新潟からの帰りに関越トンネルを通過し、群馬へ入るころから
真っ黒な、それもちょっと怖いくらいの雲が前方遠くに見えてきました。
私は米国のフライトスクールに通っていた際に気象学は必須でしたので雲の種類、風の強さ、CB(積乱雲)の恐ろしさを学びもしたし
実際のフライトでも体験したことがあります。
前方の真っ黒な雲は竜巻、雷、豪雨、突風を伴う最悪と言って良いほどのこれまでに見たことが無いほどの気持ち悪い雲でした。
しばらくすると雨になり、豪雨が続いたかと思うと
電光掲示板に渋滞情報が流れてこの先、20km以上の渋滞とのことでした😱
早朝4:30出発でしたから・・・この渋滞は辛い・・・眠い・・・
睡魔との戦い、渋滞は20km抜けるのに110分掛かってしまいました。
大雨で対向車線側の雨水がビシャーッとフロントガラスまで飛んできました。
この影響で羽田便は50便以上が欠航になり、その影響で
今日も80便以上が欠航しています。
それにほとんどの便が遅延しています。
羽田空港で一夜を過ごされた方も多く、ご苦労お察しします。
私も、今日中に沖縄へ移動できたらいい、という感じで待っています。
私は知っています。飛行機がない150年前は江戸ー琉球国までは2ヶ月ほど、しかも命がけだったことを・・・。
船や航空機は安全第一、自然現象には逆らえません。
文明の発達には感謝しかない。
《初めてご覧のみなさんへ》
ヘナ伝導師グッチのブログへようこそ・・・
ここまでは、落語でいうところのマクラです。
私の日記程度に受け止めて下さいね・・・。
本編はここからです。
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【ヘナのローソン染料0.1%増にこだわっています。】
私は自他共に認める「変人」です。
変人=変な人 変わった人
ヘナとインディゴ(藍)にとことんコダワリ
追求する変人です。
ですから他人に何を言われても気にしません。
しないようにしています。
先日は事もあろうにヘナの師匠に対しても「綺麗な美しい鮮やかな緑色のヘナ乾燥葉」についてお願いをしました。
そのために師匠の下を離れてからの4年間、ヘナのローソン染料を増加させる方法としての「鮮やかな美しい乾燥ヘナ葉」に乾燥させるための資料を作成しレクチャーさせて頂きました。
刈り取ったヘナ枝を20フィート乾燥コンテナに収めてから
3日間は特に重要で数時間毎に温度と湿度をチェックしました。
この緑の乾燥葉に仕上げるために3年半掛かったと言っても過言ではありません。
ヘナ葉は刈り取ってから、そのままにしておくとすぐに葉は茶色へと変化します。
正直、最初は、それほど染まりに影響はないと思っていましたが
あることがきっかけで色が悪いとローソン染料が減少することが分かりました。
6年前のRQヘナを分析して得られたローソン染料含有量は2.17%でした。
その後、自社製造に切り替わり美らヘナとしてスタートした4年前は2.75%、3年前にうるま市石川に美らヘナファクトリーが完成し、半自動のヘナ製造ラインが出来上がりました。その直後の検査では3.0%、そして現在、3.2%となっています。
6年前のヘナ木も現在のヘナ木も同じ品種、琉球ヘナ仲里一号です。
では、なぜ、このように染料含有量が変化したのでしょうか?
それは
①【徹底した不純物除去】
不純物除去は6年前と現在では大きく変化しています。
とくに2021年12月稼働の美らヘナファクトリーでは国産の分別機が大きく貢献しました。
それまでは、ほとんどが手作業でした。
2022~現在では不純物の除去は6+1工程となりました。
徹底した不純物除去は「ここまでやるの??」レベルです。
変人たるゆえんです。
②【鮮やかな美しい乾燥ヘナ葉に仕上げる】
これは南風原のヘナの師匠、直伝《低温除湿乾燥》の
アップデートの繰り返しで得られた3年半のデータが成せる技です。
このデータの内容は多岐にわたり繊細です。
現在でも及第点には達していますが100点満点ではない
そう思っています。
刈り取ったヘナ枝は乾燥コンテナ内で通常4日間、雨で濡れている葉の場合は5日間、ゆっくり除湿乾燥されます。
左側は5年半前の葉落とし時の画像です。
それから鮮やかな緑の乾燥ヘナ葉を実現すべく
研究を重ねた結果が右側画像です。
それまでには数え切れないほどの失敗を繰り返しています。
ここでも変人の変人たるゆえんです。
決して妥協や諦めることはしません。
同じ、沖縄産ヘナといっても除湿乾燥を行っている会社は少数派です。何故ならコストが掛かるからです。
他社では直接、ガス乾燥、電気乾燥するのが基本。
インド産、外国産は天日乾燥が基本です。
これらの場合は乾燥ヘナ葉の水分量が11%前後と多く
細かいパウダーに加工できません。
(100メッシュ150ミクロン程度)
ヘナの生葉を直接、高温ガス乾燥させた場合、色が緑から黄緑へと変化します。この場合、ヘナの新鮮な香りも飛び、ローソン染料も損なわれてしまいます。
お茶でいうところの風味も味わいも飛んでしまうのです。
改めて南風原の師匠へリスペクトします。
③スタッフさんの愛情たっぷりヘナ農園
植物である以上、三大栄養素である「リン/チッ素/カリウム」
は必須です。
畑作りの堆肥や刈り取り後の鶏糞、雑草処理などの
ヘナ農園管理もとても重要です。
特に、この時期の農作業は、南国特有のギラギラ太陽の下、暑さと熱中症との戦いです。
全国から刈り取り体験に参加された方々も、この夏の農作業は理解できないでしょうね・・・。ヘナとインディゴ畑に関わっていらっしゃるスタッフさん、契約農家さん、すべての人に感謝申し上げます。
現在、ローソン含有量3.3%を目指しています。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。
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