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ヘナと藍(インディゴ)を溶く水について大切なこと

美ら藍/沖縄RQインディゴ

2024.04.29

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こんばんは!沖縄は雨が降ったりやんだりがずっと続いていて

これは梅雨入り・・・といっても良いのではないか?

と気象庁にご注進申し上げたいほどです。

今週はインディゴの粉砕加工の傍ら、梅雨、夏を迎える準備で

主に宮城島で作業を繰り返していました。

 

ヘナ葉を緑に保つための更なる対策です。

ヘナ葉を緑に保ちつつ、乾燥させることが

ローソン染料を濃く保つ秘訣でもあるのです。

 

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【ヘナと藍(インディゴ)を溶く水について大切なこと】

 

インディゴと呼ばれていますが、正確にはインディゴブルーに染めることが出来る植物を指しています。

 

その染料は「インジカン(インディカン)」です。

世界中には150種類以上のインディカンを含む植物が存在します。

 

私たちが現在栽培しているのは「タイワンコマツナギ」と「ナンバンコマツナギ」の二種類です。マメ科です。

 

沖縄には琉球藍を育てている農家があります。

琉球藍の発祥の地といわれている北部の本部周辺の

山には琉球藍の畑が点在しています。

 

さて、今回はヘナとインディゴを溶くために使用する

水について、とても大切なことをお伝えします。

 

ヘナについてはミネラルタップリの硬水が濃く染まります。

とくに沖縄の水は良く染まります。井戸水も濃く染まります。

それは井戸水に含まれる鉄分が酸化促進させるようです。

 

近くの湧き水でヘナを溶くと水道水とは比較にならないほど

濃く染まることも報告されています。

 

それから琉球藍を育てている農家さんで

藍染めも研究されている方にお話を伺う機会が

ありました。そこで大切なことを伺いました。

 

それはインディゴを溶く水には天水(雨水)や地下水

井戸水、湧き水が良い。最も良くないのは水道水で溶くこと

です。ということでした。

 

インディゴに含まれる成分はカルキ(塩素)に弱いと仰っていました。水道水で溶くとインディゴは濃く染まらない。ということでした。

 

私もまだ、検証していませんが確かに思い当たる節がありますので

皆さんにお伝えすることを優先しました。

このことはインディゴのみではなくヘナとインディゴのミックスにも同様に考えるべきです。

 

これまで私が染める時、水道水は、ほとんど使用していませんでした。

琉球藍(キツネノマゴ科)

近日中に、この琉球藍で自分の白髪を染める予定です。

 

琉球藍の可能性についても今後、研究したいと思います。

 

皆さんからのレポートをお待ちしています。

 

インディゴ藍染めは奥が深い・・・

 

 

今日もご覧頂きましてありがとうございました。