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美らヘナ工場見学

沖縄産ヘナ・インディゴ畑奮闘記

2023.05.22

こんにちは!沖縄石川は明け方に降った雨も止み、

曇り空が広がっています。

気温は午前中にはすでに27℃まで上がっています。

最高気温は29℃

湿度は87%で蒸し蒸しです。

 

ここから那覇空港JALラウンジで書いています。

 

台風2号が発生しています。
これからの進路が気になります。

 

ねぇ・・・ちょっと早すぎるんじゃない・・・

 

最新情報見てみたら・・・

「この台風は今後、マリアナ諸島を北よりに進みながら発達し、24日(水)には非常に強い勢力となり、その後、進路を西よりに変えてフィリピンの東へ進む見込みです。」

 

ですって・・・でも、まだ、分からないから警戒しなくては・・・

農業は自然相手ですからね・・・

 

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【 美らヘナ工場見学  】

 

ヘナ業界は「言ったもん勝ち!」「中に何が含まれているのか分からない。」「嘘が蔓延している。」そんな感じです。

 

Webサイトやセールストークは素晴らしいけど・・・

 

私はインド産ヘナを20年以上取り扱ってきましたが

今のKEO社で5社目です。

 

過去に色々ありました。

 

それで「嘘が蔓延しているヘナ業界」と表現しているのは

 

実体験からです。

 

どこのWebサイト、ホームページを見ても「ウチのヘナが一番」

だと書いてあります。(まあ、これに関してはご多分に漏れずウチもですが・・・)

 

言ったもん勝ちの裏付けなし、根拠がないのです。

 

故に・・・

 

ウチのヘナの世界最高品質の根拠とコダワリに裏付けられた栽培と製造方法を確認することが大切だと思い。

 

ヘナの刈り取り体験ツアーを無料で行っているのです。

 

前回の続きです。
前回はここまででしたね・・・

 

金曜日に刈り取ったヘナ枝を今朝、葉落としして空港へ向かいました。

 

つづきはここから・・・
一次乾燥したヘナ枝は枝を振ったり叩いたりすることで

枝から葉のみが落ちます。それを回収して、この機械に通します。

するとここには選別された綺麗なヘナ葉のみが送られてきます。

この辺りは外国産のヘナの選別では出来ないことを日本製の選別器が可能にしています。

 

その後、自動で次の機械へ送られて二次乾燥を行います。

これは、外国産では行っていない製造方法です。

 

外国産の基本は、自然乾燥(天日干し)の一次乾燥のみで

葉の水分量が10~15%程度含まれいます。

 

この場合は粉末にしても100メッシュ(平均150ミクロン)程度のパウダーしか製造できません。

 

ですから外国産のヘナパウダーの粒度は横並びに100メッシュ

なのです。それ以上に微粉末化させるためには、二次乾燥が必須です。

 

美らヘナの300メッシュ(平均44ミクロン)実現の第一歩はヘナ葉を極限まで乾燥させることにありました。

 

故に一次乾燥後に再び乾燥を行うのです。

(二次乾燥、W乾燥と表現しています。)

二次乾燥を終えて葉の大きさ3mm(プレ粉砕)された

ヘナです。

 

二次乾燥を終えて極限まで葉を乾燥させると

指でこすり合わせるだけで細かいパウダーになります。

 

この後に冷却式超微粒子粉砕機のシューターに入れるのですが

見学はOKですが、粉砕機の撮影はNGとさせて頂いています。

すみません。

 

出来たてのパウダーを触って頂けます。

 

インドや他社のヘナ工場では、粉砕機から出たばかりのヘナ葉

は熱くて触ることが出来ません。60℃以上の熱を持っています。

 

これは金属と金属との摩擦熱です。

国産の機械も同じです。

 

ちなみにヘナの師匠である仲里農園さんの粉砕機も

60℃はありました。出来たてのヘナに手を入れられませんでした。そこで師匠からのアドバイスで「熱が出ない粉砕機を探しなさい」と勧められて一年がかりで探したのが今のマシーンです。

 

しかし、この粉砕後にもう一度、フィルター(フルイ)を通しています。

 

見学に来られた方々は、皆さん、粉砕機から出てきたパウダーを触って「すごい!」「凄い!」を連呼されます。

 

たぶん、これで製品が完成・・・と思われているのでしょう。

 

しかし、これでは美らヘナにはならないのです。

平均粒度を高めるため、品質の安定化には欠かせない

大切な工程なのです。

 

この工程で選別器でもれた細かな枝と葉脈を完全に

取り除くことが出来ます。

 

葉脈や枝にもローソン染料は僅かながら含まれています。しかし、それを取り除くことでローソン色素含有量は増え、感触も向上します。

 

葉肉の部分がもっともローソン色素を含んでいるし、柔らかいのです。ですから細かなメッシュフィルターに通すことで

品質向上が可能になるのです。

 

これは、これまで何度もインドの工場を見てきて実現できずに

たまったフラストレーション解消のコダワリです。

 

しかも、これからももっと伸びしろがあります。

 

現状で満足していません。まだまだ、先があります。

 

そこそこ染まって評判が良いから・・・

と現状満足は後退と受け止めます。

 

さて、話は変わって・・・

ヘナファクトリーの裏にあるインディゴ畑を

見て頂きました。

 

インディゴを刈り取って約一ヶ月が経過しています。
今日も長文をご覧頂きましてありがとうございます。

 

次回は美らヘナでヘナタトゥー・・・をお届けします。

 

お楽しみに・・・ご機嫌よう・・・