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ヘナはヘナ、インディゴはインディゴですよ!

ヘナ塾・カウンセリング

2022.08.16

こんばんは! 昨日はうるま市伊計島のヘナ契約農家さんのヘナ刈り取りでした。
大人に交じって中高生アルバイトさんが10名ほど参加してくれました。
暑い暑いといいながらも懸命に手伝ってくれました。
特に、この中学生は、無駄口も不平不満も口にせず、黙々と作業をしてくれました。
この子だけ・・・毎回シート4束を抱えてトラックに運んでくれるのです。
なかなか出来ないことです。大人に言われて動いているのでも無く・・・
将来、どんな人間に育つだろう・・・。とても楽しみな人財です。

 

【 ヘナはヘナ、インディゴはインディゴですよ!】

 

ヘナ塾では12種類のパウダーを並べて、「パウダー当てコンテスト」を毎回行っています。
理美容師さんの中にも「植物系のパウダー=ヘナ」と表現されている方も多く、インディゴもヘナと呼ばれたり、ヘナとインディゴのミックスもヘナと呼ばれたりしています。
あるヘナメーカーさんのパッケージには「○○○ヘナ」とブランド名が上部に記載され、その下部にブルーと表示されています。これではヘナにはブルーも存在する。と勘違いされてしまいます。裏の成分表示にはインド産ナンバンアイと表示されていますので「インディゴ」です。

 

インディゴもしくはインディゴブルーは藍色のこと、日本国内ではタデ藍、琉球藍、等で表現可能な色、インドや欧米ではインド藍(ナンバン藍)が使用される。

 

タデ藍や琉球藍は葉を乾燥しパウダー加工しても白髪は染まりません。(近年、特殊な加工方法が確立され市販化される)布地を染める際には、アルカリ剤を加え発酵させる方法が主流です。

 

つまり、ヘナはヘナの木から葉を乾燥させパウダー化したもの、色は「オレンジ」繰り返すとカッパー(赤茶色)、インディゴは、インディゴの木から葉を乾燥させてパウダー化したもの、色はインディゴブルー

 

ヘナとインディゴを混合することにより茶色に染めることが可能です。
ネット販売などでも、このヘナとインディゴのミックスをヘナブラウンと表記されていることで
消費者に大きな誤解を与えています。

 

もう一つ、インディゴの活用方法としては「二度染め」が存在します。
ヘナを塗布後40~60放置し、一旦流してインディゴ(ヘナとインディゴのミックス)を
塗布して30分放置する技法です。この施術方法でも、ヘナの二度染めと表現されていることが多く、誤解されることがあります。これはヘナとインディゴの二度染めです。

 

国産のヘナを購入された一般消費者が、他の方たちのレビューが良かったので、試しに購入したが「濃いオレンジに染まった」私には合わない。とのレビューを目にしました。ヘナ=オレンジは常識なのですが、それまで使用されていたパウダーはヘナとインディゴのミックスだったのでしょう。それをヘナだと思われていたために「大きな勘違いレビューを投稿されてしまったのです。」健康意識が高まり、ヘナ、国産ヘナが注目されていますが、「売れれば良い」との風潮は残念です。ドライな健康ヘナビジネスが横行しているように思うのです。

 

私たちは髪のプロです。正確な表現を心掛けましょう。
天然100%ヘナの場合、ヘナカラー表現は不適切です。
カラー=複数の色、色彩 ヘナには複数の色は存在しません。
ヘナカラーとは天然100%ではない、染料が含まれていることと理解します。
ヘナトリートメントはOKです。

 

見ただけでは、なかなか判別できないことを理解して頂きます。
しかし、ヘナ塾の常連さんになると・・・ほとんど分かるようになります。
色、香り、感触・・・五感のすべてを駆使して当ててみて下さい。

 

今日もご覧頂きましてありがとうございます。