自社へナ畑→全面マルチ化Vol.1
美らヘナ®/沖縄産ヘナ
2020.10.16
自社ヘナ農園では、昨年の地植えの際に苗の周辺を雑草防止シート(マルチシート)で被い、列と列の間は月に数回の管理機(小型のトラクター)で雑草処理を行う管理方法でした。
管理機を入れた直後です。
しかし、一週間も経つと雑草が伸びてきます。
一ヶ月に数日の農作業を軽減するために・・・
思い切って全面マルチにすることに決めたのが今年の春です。
その前に色々と検討することがありました。
4月発売の「美らヘナ®」製造と並行しての農作業ですから入念な計画を立てる必要があったのです。
6月に入ってから人力で準備を行い、二人の担当者さんには、それはそれは大変なご苦労を掛けてしまいました。
6月23日から全体の三分の一をマルチ化。その後、9月の台風9号、10号の影響で内側の黒マルチに被害が有り、丸三日間、炎天下での作業を行いました。
と言うことで台風シーズンは避けることにしました。
さて、今回はここからです。
10月も半ばに入り、台風直撃の可能性も低くなり、残りの三分の二を施し完全マルチ化再開です。
先ずはヘナの根元にある雑草を取り除く作業なのですが、これは9月からの約一ヶ月掛けて地道にそして念入りに行いました。
この作業も550本全て行いました。本当に大変でした。
そして、作業開始の当日、根元からヘナを刈り取ります。
ヘナの根はしっかり生長していますので、根元から刈り取っても数ヶ月で驚くほど成長し復活します。
マルチシートの端を埋め込む溝、前回は人力(クワで掘る過酷な重労働、近所の人々は異口同音に令和の御代に・・・あり得ない!)と島で噂になったほどです。担当者二人は、その後、しばらく体調不良で整骨院通いという有様でした。灼熱の太陽が照りつける中での重労働だったのです。
この作業を私は知らずにいました。後で聞いた話では「頑張ってサプライズ・・・」と言うことでした。
大変申し訳ないことをしたと思っています。
そこで今回は小型ユンボ(重機)を使って予め8月のお盆過ぎに掘っておいたのです。しかし、その間、大雨による影響で半分は埋め戻されてしまったため、再度小型ユンボを借りることになりました。
さあ、これで準備よし、ヘナ苗の根を守るためのパイプも用意しました。
当日はヘルパーさんをお願いしての人海戦術・・・
とはいえ、太陽が容赦なく照りつける中の重労働です。
ヘナの刈り取り体験とは、全く別次元です。
刈り取り体験の10倍労働と表現しても過言ではないでしょう。
毎日、農作業を行っている我々でも作業は60分が限界です。
日頃からエアコンの効いた室内でサロンワークしている理美容師さんでしたら30分が限界でしょう。熱中症の危険が伴います。
作業者全員の表情を観察して定期的に休憩を取り、水分補給、体温調整は必須なのです。
特にシートからの反射熱が強く、暑さに慣れている私でも無理は禁物、熱中症に十分注意が必要と現場では気を揉んでいました。
シートの中は50~60℃です。手際が悪く、穴を開けるタイミングが遅れると中の苗が枯れてしまうのです。
へナ畑は縦83m×横17m、今回は残った50mを12mずつ進めていきます。
ワンブロック12m×17mの作業に6~7時間掛かる大変な作業です。
続く・・・
今日もご覧頂きましてありがとうございます。