【インド・ヘナの旅・絵日記】その⑥
ヘナ事情
2018.10.31
【インド・ヘナの旅・絵日記】その⑥
前回の続きです。
ヘナ工場見学のあとヘナマーケットを訪問しました。
ヘナの公設市場には収穫したばかりのヘナが大量に売買されています。
ヘナの葉にはいくつかの等級があり、等級別に分かれています。
刈り取ったヘナのはを乾燥している数日間に雨が降ると等級が下がるようです。
ここに並べられているヘナ葉はとても綺麗でした。
最上級クラスだと思います。
向こう側には全く違った葉が広げられでいます。
これは枯れているようにも見えますが、これも加工されてヘナとして販売されます。
ヘナに含まれているローソニアアルバと呼ばれる色素に似た染料としてよく使われるのがピクラミン酸です。
0.6%程度で天然ヘナと同等の色になります。
それに新鮮なパウダーに見せるためにダイヤモンドグリーンと呼ばれる着色剤も
一緒に加えられ、その後、グラインダーで微粉末化されるのです。
それを天然100%と表示して販売しています。
これらの製品が日本国内にも天然100%と表示されて実際に販売されています。
インド国内では3~5%程度の化学物質が含まれていても
天然100%と表示されているため注意が必要です。
実際に私も取引を薦められた経緯があります。
その時に「97%天然だから3%程度のケミカルは気にしなくて良い!」といわれました。
日本人の感覚とは大きな温度差がある。
そう強く感じました。10年以上前の話です。
ヘナマーケットの次は
いつもの寺院へお参り・・・
その小高い山の麓にアワルに使用されているカッシア・イタリカが自生しています。
これがアワルのカッシア・イタリカです。
今日もご覧頂きまして有り難うございます。