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インド産ヘナはこうして作られる

ヘナ事情

2023.12.15

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こんばんは!今日の沖縄は夏日、それも27℃・・・

多分、今年最後の夏日だと思うのですが、12月だというのに

汗をかくほどの陽気なのです。

 

 

夕方から契約農家さんのインディゴ畑の手入れに行きました。

2日連続でしたが、昨日は雑草取り、今日はインディゴ苗を補植

しました。元気に育って欲しい・・・そう願いを込めて・・・

 

 

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【 インド産ヘナはこうして作られる  】

 

世の中で使われているヘナ粉は、そのほとんどがインド産と言っても過言ではありません。ラジャスターン州ソジャットの街はヘナタウンと呼ばれるほどヘナ畑が続いています。

 

私はコロナ前の2018年までは毎年、インドへ理美容師さんらを伴って「インドヘナ刈り取りツアー」を企画し同行していました。

 

そのほとんどが秋の収穫時期10月に訪印していました。

タール砂漠と呼ばれる砂漠気候です。

砂漠でも時々は雨が降ります。

 

モンスーンと呼ばれる雨期もあります。

このカマで根元からカツンカツンと切ります。

カットされたヘナ枝はその場で放置し自然乾燥されます。

葉が完全に乾く前に葉落とし場へ移動するために

木のクシで刺してトラックへ積み込みます。

これがなかなか上手に積み込まれるのに感心してしまいました。

手慣れていますね・・・

ヘナ枝は完全に乾いてしまうとヘナ葉が枝から離れてしまうので

刈り取りされてから1~2日の内に移動されます。

これがインド式葉落とし風景です。

インドの刈り取りツアーに参加してもこの葉落としを観ることができるのもタイミングが合えばのことなのでなかなか見られるシーンではありません。

葉落とし後には麻袋に詰められてタネと不純物を除去する工場へ運び込まれます。

ヘナ葉をベルトコンベアーに乗せて大型扇風機(工場扇)の上から

落とされます。

重い不純物は柵の手前に落ち、ヘナ葉は柵の向こうへ飛ばされます。見ていると相当の量、ヘナ葉と一緒に枝もタネも飛ばされています。この工程を経て再び麻袋に詰められてソジャットの公営ヘナマーケット(ヘナ市場)へ運び込まれます。

様々な状態のヘナ葉が所狭しと並んでいます。

これは低品質、ヘナ以外の葉も含まれていますね・・・

ヘナを刈り取ったあとに自然乾燥される4~5日間に雨が降ると

一気に色も悪くなってしまいます。

インドは自然乾燥です。電気やガス乾燥などのコストが掛かる方法は一切行いません。ゆえに希に降る雨にあたると残念なことになるのです。

これは高品質のヘナ葉です。一応、不純物は少なくなってはいるものの相当量が含まれています。

何度もここソジャットに足を運ぶ度に改革改善を考えていました。

 

もっと細かく不純物を取り除くことができれば・・・

ローソン色素の含有量も増える。などetc・・・

 

このマーケットから直接、この状態の葉を仕入れて、日本国内で加工したら・・・沖縄のヘナに出会う前には真剣に検討したこともあります。

インドでは契約農家という話は聞いたことがありません。

それはリスクを伴うからでもあります。

インドの場合、契約した農家の葉が不作だったり雨に降られて品質が悪かったりしても、そのヘナ葉を利用せざるを得ないことになってしまうからです。

マーケットで高品質のヘナ葉を自分の目で確認して買い付ける方法が高品質に繋がります。

買い付けたヘナ葉はマーケット内にあるヘナ加工場でそのまま

ヘナ粉に加工されて麻袋に入れてデリー近くのヘナ工場へと

輸送されます。

 

このヘナパウダーには相当量の枝などの不純物が含まれています。

 

今回、お伝えしたインド産ヘナの工程は一般的なインド産ヘナ

の作り方です。

次回は弊社(M-TECH)が提携しているインドKEO社の

HQ(ハイクオリティ)ヘナの製造工程を紹介します。

 

 

今日もご覧頂きましてありがとうございました。