ヘナ&ハーブカラーで大切にしていること・・・長文です(*^_^*)
白髪率40~50%の事例
2011.11.08
【ヘナ&ハーブカラーで大切にしていること】
11月8日火曜日札幌は曇り時々冷たい雨でした。
なんと午後の公開中に霰(アラレ)が降ってきました。
今日から寒い日が続くようです。
今日も一日がとても早く感じられました。
ヘナ&ハーブカラー講習会では毎回、健康意識の向上、「化学物質に頼らない白髪染め」を求められるお客様が急増していることを実感しています。サロンの都合ではなく、お客様の都合を考えたいですね・・・。
今回はヘナ&ハーブカラーの講習で気をつけていること、重要ポイントを長文ですがお伝えしたいと思います。
お客様がヘナのことをインターネントや雑誌で勉強され、その良さ、具体的な効能効果を期待されている場合、「白髪を染める」「トリートメント効果」だけを求められていないのに対し、サロンの場合、従来の染毛剤の代用でしかない説明や知識であれば、到底太刀打ちできないと思っています。
実際にヘナ&ハーブカラーを数回試されて長続きしないお客様の場合、「何のためにヘナ&ハーブカラーをするのか」がしっかり伝わっていないケースが多いのです。
サロンに於けるヘナ&ハーブカラーの利点は何か?
それは一人ひとりのお客様に合わせたデザイン性の高いカラーリングとして施術することにあります。長続きしないお客様の中には「ダメージがないから=ヘナ」という説明だけで「本当の気持ち」「内に秘めた気持ち」を察していない「提供する側の都合を押しつけている」場合もあります。
「本当は少し明るく染めたい」との要望があってもその気持ちを理解せずに「傷んでしまうから」「健康第一」ということで強制しているとしたら・・・いつかは離れてしまうことでしょう。
この場合、少量のライトナーを使って少し明るくすることは大きなダメージにはなりませんし、アンモニアと6%OXだけを使うことでH2O水と02(酸素)に分解されますのでLOHAS的な観点から見ても問題ないと考えています。
モデルさんはここ一年ほどカラーをされていませんでした。少し明るくしたいという希望がありましたので、まずはクリアカラーでアンダーレベルを6~7レベルに目標設定しました。
ライトナー10g+10gABGel+6%OX100gを使用しました。
シャンプー台にてプレーンリンス後、タオルドライ後、HQヘナをシャンプーボール内で塗布しました。自然放置60分LOHASなスローカラーです。
Before→After
従来の酸化染毛剤(アルカリカラー等)をされてる方が、急に天然100%ヘナ&ハーブカラーを施術した場合、従来はしっかり染まっているのに対し、「根元だけがぼかす程度」の染まり具合であれば、いくら口頭でしっかり説明をしたとしても「伝えたという美容師側の勝手な解釈」になることがほとんどで、一度説明しただけで理解が得られるとは考えにくいのです。「説明はしっかりやったつもり・・・」これはよくあるケースなのです。
講習会でもプロである美容師さんに「しっかり伝えたつもり」は私も長年感じていることです。一度で理解できるとは・・・やはり考えにくいのです。お客様に対しても同じこと言えるのではないでしょうか。
そこでオススメしているのが「テイントハーブカラー」です。テイントとは顔料(化粧品等に含まれている顔料)を意味しています。アルカリやジアミン等、酸化染毛料を含んでいませんので安全性も高く、毛髪損傷もありません。ヘナ&ハーブカラーの特徴である「空気酸化、施術後2~3日で発色する」特に初回は「ぼかす程度の着色」ということに関しても、お客様に対し十分満足していただけると考えています。
通常のテイントハーブカラー「チョコレートブラウン」を60分間自然放置の場合は下画像の通りです。
Before→After
今日のモデルさんは三日目にストレートをされていらっしゃいましたので染着が良いため、通常は上画像を参考にして下さい。
ストレートやPウェーブの影響は5~7日間、染着しやすい状態と考えて下さい。
Before→After
みなさんの周囲にある美容室で天然100%にこだわったヘナ&ハーブカラーをメニュー化しているサロンがありますか?ほとんど目にしないと思います。しかし、健康意識の向上からスローカラー、LOHASなカラーリングを求めるお客様が急増していることは間違いありません。
今、宣伝広告で一番、効果が期待できるのが「化学物質に頼らない白髪染め」というメニューだと思います。そのためにも一般のヘナファン、ヘナマニアと呼ばれる方々と同等以上の知識と施術経験が求められるのです。
これらのことをしっかり今後も伝えていきたいと考えています。
長文を最後までご覧頂きましてありがとうございます。感謝(*^ー^)ノ